昨日11月10日（金曜日）から全国地域サッカーチャンピオンズリーグ（以下「地域CL」）が始まりました。JFL昇格を賭けたこの大会において、福井ユナイテッドはここまで2試合を戦い1勝1分けで勝ち点4を獲得しています。
結論から言います。決勝ラウンドに進むためには明日は絶対に勝たなくてはなりません。
まず地域CLのシステムについてですが、出場12チームが4チームずつ3つのグループに分かれ、各グループの1位とグループ2位の中で最も成績が良いチーム（通称：ワイルドカード）の1チームの計4チームが決勝ラウンドに進出することができます。
勝ち点は勝利で3、引き分けで1獲得となります。これはリーグ戦と同じですね。福井ユナイテッドの今回の地域ＣＬは1戦目でアルテリーヴォ和歌山と0-0で引き分けて、2戦目でBTOP北海道に2-1で勝利し、2戦終えた時点で勝ち点4を獲得しています。グループC全体の状況は以下の通りです。
現時点でグループCにおいて突破の可能性があるのはつくば、福井、和歌山の3チームです。なお、ワイルドカードについてはグループＣからは出ないことが確定しています（後述）。
和歌山は勝てば勝ち点が5となるものの、福井-つくばでどちらかが勝てば勝った方が勝ち点7となりますので和歌山の敗退が確定します。福井とつくばが引き分ければ和歌山・福井・つくばが勝ち点5で並ぶため、そこで得失点差でトップに立った場合のみ和歌山が決勝ラウンド進出となります。福井とつくばはともに得失点差が+1であるため、引き分ければ当然両チームとも得失点差は+1のままです。なので、和歌山としては明日2点差以上で勝っておきたいという状況です。
そして、福井とつくばの直接対決では前述の通り勝った方が勝ち点7で決勝ラウンド進出です。なお、和歌山が勝利できなかった時に福井-つくばが引き分けだった場合はどうなるかですが、勝ち点・得失点差が並んでいる場合は総得点数で順位が決定されることになっております。現在つくばの総得点が3に対して福井が2です。明日の直接対決で引き分けた場合は総得点数がつくば＞福井となるのは変わりませんから、「福井とつくばが引き分けた場合はつくばが優先」ということになります。
ですから、福井は引き分けでもOKということはなく勝たなければならない状況です。そしてここに和歌山が割って入ってくるという可能性もある、というのが現時点でのＣグループの構図です。
ちなみにワイルドカードについてですが、グループＡでは勝ち点6で栃木シティFCとVONDS市原の2チームが並んでいます。グループCは明日どう転んでも2位のチームが勝ち点6に到達しないので、グループCからワイルドカードが出ることは無くなりました。なお、グループBでwyvernが明日勝てば勝ち点6に到達しますが現時点で得失点差が-2であり、栃木C（勝ち点6、得失点差+5）と市原（勝ち点6、得失点差+3）に比べると不利です。まして、栃木Cと市原は明日直接対決なのでこの試合が引き分けに終われば双方勝ち点7で両チーム決勝ラウンド進出となります（1位通過＆ワイルドカード）。
くどいようですが、福井ユナイテッドが決勝ラウンドに進出するには明日勝つことが絶対条件です。福井の勝利を信じて、現地もしくはLIVE配信で応援しましょう！
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