福井ユナイテッドがJFL昇格を賭けて戦う全国地域チャンピオンズリーグですが、本日で出場する全チームが決定しました。
以前書いた記事にもありますが、地域CLに出場できる条件を改めて確認しておきましょう。
- 各地域の最上位リーグ(北海道、東北1部、関東1部、北信越1部、東海1部、関西1部、中国、四国、九州の9地域)で優勝したチーム(9チーム)
- 各地域の最上位リーグに所属し、全国社会人サッカー選手権大会(通称:全社)でベスト4以上の上位3チームで、JFL参入を希望しているチーム(最大3チーム)
- (2までの条件で12チームに満たない場合)
Jリーグ百年構想クラブかつ地域最上位リーグ2位の要件を満たすチーム(但し、複数存在する場合は百年構想クラブ承認の早い順で決定) - (3までの条件で12チームに満たない場合)
各地域の輪番制により地域リーグ2位のチーム
まず1についてですが、各地域の優勝チームということで以下の9チームが出場権を手にしています。我等が福井ユナイテッドも今シーズン北信越リーグ優勝を果たしたことで地域CLに出場できます。
北海道:BTOP北海道
東北:ブランデュー弘前
関東:VONDS市原
北信越:福井ユナイテッドFC
東海:wyvern
関西:アルテリーヴォ和歌山
中国:福山シティFC
四国:FC徳島
九州:ヴェノスクロノス都農
次に2です。現在行われている全社において本日ベスト4が決定しました。ベスト4に進出したのは、ジョイフル本田つくばFC、FC刈谷、アルテリーヴォ和歌山、FC徳島です。このうち和歌山と徳島については既に地域CL出場権を手にしていることから、ジョイフル本田つくばFCとFC刈谷が全社枠として地域CL出場権を手にしました。
ここまでで11チームが地域CLへの出場が決定しており、枠がまだ1つ空いております。そこで条件3が発動する形となります。「Jリーグ百年構想クラブかつ地域最上位リーグ2位の要件を満たすチーム(但し、複数存在する場合は百年構想クラブ承認の早い順で決定)」というのがその内容です。今年この条件を満たしたチームは…、栃木シティFCです。
栃木シティFCは今シーズンの関東リーグで2位だったため、優勝による地域CL出場はなりませんでした。また、全社でも1回戦で敗れたため全社枠での出場も叶いませんでした。ところが、今年の全社ベスト4のうち新たに地域CL出場権を獲得したチームが2つしかなかったため、百年構想枠(条件3)あるいは輪番枠(条件4)の中から1チームが出場権を得ることが可能となりました。本日の全社準々決勝の結果を受けて栃木シティFCの大栗崇司社長は百年構想枠を使用することをSNS上で明言したため、最後の1枠は栃木シティFCで決まりと思われます。
私は以前の記事で「年会費(120万円)がかかる事に加えて2022年12月の制度改定により百年構想クラブがJ3ライセンスの要件から外れたため、百年構想クラブになるメリットは薄らいできているといえる」と書きましたが、今回の栃木シティに関して言えば百年構想クラブのメリットが活きた形になりました。いや、こういうこともあるんですね。
というわけで今年の全国地域チャンピオンズリーグに出場するのはこの12チームです。
・BTOP北海道
・ブランデュー弘前
・VONDS市原
・福井ユナイテッドFC
・wyvern
・アルテリーヴォ和歌山
・福山シティFC
・FC徳島
・ヴェノスクロノス都農
・ジョイフル本田つくばFC
・FC刈谷
・栃木シティFC
今週の土曜日(28日)に組み合わせ抽選が行われます。これについては次回の記事にて。
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